発掘

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白山平泉寺の発掘

1989年(平成元年)、勝山市は平泉寺の遺跡について全体像の確認と、坊院跡の発掘調査を開始しました。5カ年計画で調査に入り、今や四半世紀を超えます。

調査の範囲は幅広く、坊院跡が残る南谷(みなみだに)・北谷(きただに)だけでなく、現在も住民が生活する集落、山地、禅定道なども対象となりました。

発掘調査で出てきた遺物から、かつての僧たちの坊院での暮らしが浮かび上がってきました。高度な土木技術を備えていたこと、海外から伝来したことをうかがわせる仏像や茶のたしなむ道具などがその証拠です。高い生活文化を備えた様子は、発掘された遺物とともに「白山平泉寺歴史探遊館 まほろば」で鑑賞することができます。ぜひ足をお運びください。

白山平泉寺歴史探遊館 まほろば

住所福井県勝山市平泉寺町平泉寺 第66号2番地12
(平泉寺市営駐車場すぐ近く)
電話0779-87-6001
入館料無料
開館時間午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
休館日年末年始

平泉寺白山神社が受けている指定・認定

国指定名勝 旧玄成院庭園

1930年(昭和5年)文部省/室町幕府の管領・細川武蔵守高国が作ったと伝わる枯山水の旧玄成院庭園
社務所横の入り口から庭園に入ることができます。入場料50円。

国史跡 白山平泉寺旧境内

1935年(昭和10年)文部省/指定範囲は、平泉寺白山神社境内(約14.6ha)で、名称は「白山平泉寺城跡」
1997年(平成9年)文化庁/追加指定。白山神社境内周辺部(平泉寺北谷と南谷を含む地域)を追加し、名称も変更(指定面積は200haに)。

白山国立公園

1962年(昭和37年)環境省/白山を中心に平泉寺まで含んだ47,700haの国立公園

日本の道百選

1985年(昭和61年)国土交通省/中宮平泉寺参道(菩提林からはじまる石畳の参道)

歴史の道百選 

1996年(平成8年)文化庁/白山禅定道(平泉寺と白山を結ぶかつての参詣道)

かおり風景百選

2001年(平成13年)環境省/平泉寺白山神社境内

美しい日本の歴史的風土100選

2007年(平成19年)(財)古都保存財団/国史跡の範囲

日本遺産

2019年(令和元年)文化庁/400年の歴史の扉を開ける旅〜石から読み解く中世・近世のまちづくり 越前・福井〜 

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